Soul Link

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by Navel

ストーリー

---時は西暦2045年、秋。
 中央士官学校本科二年に所属する秀平へ、在籍する科の任務で周遊型スペースステーション・アリエスに向かう。そこには、実の弟である涼太や幼なじみの七央も、同じ学校の実習として訪れていた。アリエスでの数日間の生活に皆、様々な思いを重ねる。

 そこに突如として現れた、アリエスに接近する船籍不明のスペースステーション。それは、武装過激派組織・ハララクスの襲撃だった。突然の出来事に、瞬く間にメインコントロールルームを制圧されてしまうアリエス。秀平達は、地球との通信手段を封じられ、脱出する術も失ってしまった。

 地上から隔離された、逃げ場のない130万フィート上空の宇宙空間。そんな絶望的な状況にも希望を失わず、アリエスを取り戻すべく懸命に立ち向かう士官候補生たち。そして彼らはこの事件に潜む、恐るべき真実に近づいて行く……。

ヒロインと愉快な仲間達

森崎 七央(もりさき なお) CV:長澤仁美

 お菓子作りが趣味で、自分の作った料理を「美味しい」と言ってもらえるのが幸せという家庭的な女の子。基本的には努力家でしっかり者だが、少し世間ズレしているところもあり、可愛い天然ボケが出てくることもしばしば。

永瀬 沙佳(ながせ さやか) CV:豪徳寺愛子

 ハキハキした物言いの、社交的で行動的な少女。さばけた性格で面倒見が良いので、周囲からも頼りにされている。戦闘機のパイロットを目指しており、大抵の乗り物の操縦免許を取得しているという意外な一面もある。

新田 亜希(にった あき) CV:大野まりな

 天才と言っていいほどの頭脳の持ち主で、何に対しても一言多い性格の一筋縄ではいかない女の子。年上に対しても物怖じしないので煙たがられる事が多いが、実力を認めた相手に対しては妙にしおらしくなる。

ユウ=ヤマナミ(ゆう やまなみ) CV:碧

 必要最低限のことしか喋ろうとせず、個人行動を好む傾向がある。時に神経を逆なでするような冷たい物言いをすることがあるが、悪意があるわけではない。妙に達観しているところがあり、滅多なことでは動じない。

セラリア=マーカライト(せらりあ まーからいと) CV:岩間信子

 中央士官学校予科の、英語・機械技術・特別演習を担当。多少ルールにうるさい面はあるが、基本的には温厚で、学生思いの良い先生。クールに見えるが意外と情熱家で、国籍の違いを超えて学生達に慕われている。

稲月 ななみ(いなつき ななみ) CV:まきいづみ

 アリエス内に取り残されてしまった民間人の1人。
 いつも元気で前向きで、周りの空気を明るくしてくれるムードメーカー的存在。食いしん坊で、お菓子を見ると瞳がハートマークになる。見た目通り考え方も幼いが、妙に勘が鋭いところもある。

雪月 小夜里(ゆきづき さゆり)

 澄乃の母。村で雑貨屋を経営。しっかり者で洞察力は鋭い。攻略不可。

稲月 ななみ(いなつき ななみ) CV:まきいづみ

 アリエス内に取り残されてしまった民間人の1人。
 いつも元気で前向きで、周りの空気を明るくしてくれるムードメーカー的存在。食いしん坊で、お菓子を見ると瞳がハートマークになる。見た目通り考え方も幼いが、妙に勘が鋭いところもある。

相澤 秀平(あいざわ しゅうへい) CV:ヘルシー太郎

 主人公の一人。中央士官学校生本科二年所属。
 成績優秀にしてスポーツ万能、スペック的には言うこと無しの好青年。デリカシーのなさが玉に瑕だが、どんな状況でも決して諦めない逞しさと思いついたら即行動という実行力を持ち合わせている。

相澤 涼太(あいざわ りょうた) CV:小池竹蔵

 主人公の一人。秀平の弟で、中央士官学校予科三年所属。
 兄とは違い、マイペースでのどかな性格。真面目すぎるところがあり、決断力という点では頼りないところもあるが、正しいと信じることに関しては絶対に譲らないという頑固な一面もある。

新田 和彦(にった かずひこ) CV:瑞生愁

 涼太の同級生で、中央士官学校予科三年所属。
 国内でも有数の大企業の御曹司で、特注の制服を学校側に認めさせている。何かにつけて涼太のことをライバル視し、ことあることに嫌みをぶつける。知識が豊富で、「歩く百科事典」と呼ばれている。

森本 茂道(もりもと しげみち) CV:長野勇

 スペースステーション・アリエスの副責任者。
 プロ意識が高く、自分の仕事に対して誇りを持っている。温厚、篤実な人格者で、人に恨まれることがまずない。ひょうきんな性格で、飄々とした話し方をする。趣味はヴァイオリンの演奏と手品。

ゲイル=ランティス(げいる らんてぃす) CV:岡田浩司

 アリエスを急襲した武装過激派組織・ハララクスの実行部隊リーダー。
 幾多の修羅場をくぐり抜けて鍛え抜かれた肉体に、無骨な性格を併せ持つ。下品な口調の上に癇癪持ちだが、野心家の一面もある。ならず者らしく損得は心得ているので、勝ち目のない戦をすることはまず無い。

本題のレビュー

大当たり\(^O^)/

 ソフ●ップで何気なく見て、キャラの立ち絵が気に入ったのと、ストーリーが気になったので衝動買いしてしまったんですが、これが大当たりでした。

 スペースステーションという絶対閉鎖空間に起こった、テロリストとの息づまる攻防戦が、なかなかクリックの手を休ませてくれません。結局一日でコンプリートしてしまいましたww

 簡単には、エピローグ・チャプター1・2・3・エピローグに別れています。その中で、主人公が二人登場します。
 兄が相澤秀平、弟が涼太なんですが、秀平のエンディングは一本道です。それに対して涼太はマルチエンディングという、ちょっと変わった構成になってます。
 尚、主人公を含めたヒロインは中央士官学校に通う学生さんという設定です。その中で唯一、秀平は飛び級で既に実践を積んでいる軍人というシチュエーションです。

ヒロインとか雑感とか

 んで、肝心なヒロインですが、相澤兄弟の幼馴染み、森崎七央(なお)。涼太の同級生で永瀬沙佳(さやか)。兄弟の後輩にあたる新田亜希。謎の女性ユウ=ヤマナミです。他にも登場するキャラは居ますが、とりあえず置いておくとしてww

 一応、一本筋の通ったストーリーなんですけど、途中涼太のマルチエンディングによって、エピローグが少しだけ変わる、という内容です。
 実質的にはチャプター2で全てが完結し、チャプター3以降は選択肢がありません。その分、それまではそれなりに選択肢が存在して、間違うと即BADエンドという、なかなかの強者ですwww

 とはいえ、BADエンドが異様に多い事を除くと、ストーリーが進むにつれて物語の核心に進み、そのエンディングをみると全てが一つに繋がります。
 ここでキーパーソンとなるのが「稲月ななみ」です。素性は即ネタバレなので、ここでは控えますが、チャプター3を見ると、全ての謎が解き明かされます。

 ・・・ヒロインの感想がまだでしたね。
 私的に思い切りはまったのは幼馴染みの森崎七央でした。萌えではなくて、ストーリー全体に欠かせない存在なんですよね、七央って。癒し系ですね。天然ボケな所もありますが、それがまた可愛いw
「修平くんは、私の全てなの・・・」っていう台詞にはぐっときました。その時のシチュエーションを考えると。

 あと、涼太の同級生で永瀬沙佳を攻略するルートがあるんですが、これは思わず涙しました。と言っても、沙佳自体に感動した訳じゃ無く、それに絡む「森本茂道」というキャラなんですけどね。これのネタはプレイを進めるウチになんとなく分かってくるんですけど、それでもぐっときてしまいました。

 プレイした後にはすがすがしさが漂う、個人的には絶対お勧めです。